明治安田生命健康保険組合「すこやか健保　2017/春 Vol.31」

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9すこやか健保2017／春 vol.31セルフメディケーション税制が始まっています医療費控除制度の特例として、スイッチOTC医薬品の購入額が年間12,000円（控除の上限88,000円）を超えた場合に、確定申告すれば税金が戻ってきます。このマークが目印ですご存じですか？スイッチOTC医薬品が対象です　厚生労働省のホームページで、具体的な対象製品名を確認できます。対象製品を購入した際には、レシートや領収書にその旨が表記されます。通常の医療費控除と同時に利用はできません　通常の医療費控除は、1年間の医療費が10万円を超えた場合に、超えた額が課税所得から控除され税金が戻ってくる制度です（控除の上限200万円）。セルフメディケーション税制は、1年間の医療費が10万円以下の場合でも、対象となる医薬品の購入額が12,000円を超える場合に利用できます（控除の上限88,000円）。　ただし、通常の医療費控除と同時に利用することはできません。どちらがよいか、よく検討して選びましょう。対象となる人は？　以下の３つすべてに該当する人は、申告の対象となります。①所得税や住民税を納めている。②１年間（１～12月）に健康の維持増進や疾病予防の取り組みを行なっている。　（定期健康診断等、インフルエンザ予防接種、がん検診）③1年間（１～12月）で、対象となる医薬品を12,000円以上購入している（扶養家族分を合算可）。レシートや領収書は、保管するようにしましょう。　確定申告時に必要となりますので、医薬品購入時のレシートや領収書は家族分も含めて保管するようにしましょう。また、セルフメディケーション税制を利用するには、インフルエンザ予防接種の領収書や健診の結果通知表が必要となります。こちらも大切に保管しましょう。◎対象製品は厚生労働省ホームページでご確認くださいhttp://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.htmlOTC医薬品とは？「Over The Counter」の略で、医師の処方せんなしで、薬局などのカウンター越しに消費者が直接購入できる薬のこと。医療費控除の特例の対象となるのは、医療用医薬品から転用された「スイッチOTC医薬品」で、かぜ薬、胃腸薬、鎮痛薬、湿布薬などさまざまな種類があります。セルフメディケーション税制と通常の医療費控除同時に利用はできません。セルフメディケーション税制と通常の医療費控除同時に利用はできません。所得税率20％の人が年間50,000円購入した場合（50,000円－12,000円）×20％＝7,600円が戻ってきます。さらに、翌年度の住民税分として、（50,000円－12,000円）×10％＝3,800円が戻ってきます。試 算平成29年１月から※表示されない対象製品もあります。詳しくは最寄りの税務署へお問い合わせいただくか、国税庁のホームページ等でご確認ください。